2010年02月21日

連載:テニスがうまくなる方法「バランスの中心は?」

テニスだけではなくスポーツ全般においてボディバランスは大切です。
今回はそのバランスの中でもストロークのバランスポイントについて
考えてみましょう。

バランスとは体を釣り合わせることができる位置を示します。
すっと立っている状態でどちらにも傾かないでいられるところですが
スイングをしているときは動作の途中なので、もっともパワーが出せる
姿勢を維持できるポイントとなります。

体の左右と前後に分けて考えてみましょう。
注目するところは頭のバランス位置です。体の一番上にある頭が
スイングをするときにもっとも大きな影響を与えます。頭が振られて
いる方向にスイングも引っ張られるからです。
顎を上げすぎていないか、また下げすぎていないかも合わせて
確認しましょう。

<左右のチェック>右利きの人がスイングすることを想定
フォアで頭がやや左寄りになっているなと感じるときは、クロスに
引っ張り気味に打つことが自然なショットです。右寄りは逆クロス。
その中間でストレートが打ちやすいバランスなはず。
もちろん、打点が自分のツボにある時の話で、遅れてたり早すぎたり
しているときはチェックするべきではありませんよ。

選手の場合はその頭の位置がいつでも同じに維持されています。
それだけバランス的に安定しているというわけ。フェイントをかける
場合はあえてわざと逆に振ったりして相手をまどわします。
フェイクをかけない一般プレーヤーなら、相手の頭の振り方向を見て、
クロスかどうかを判断して予測できますね。

<前後のチェック>
前後では頭の位置も重要ですが、相対的に足との関係も見ましょう。
ショットに伸びを求めるなら、フィニッシュのときに、踏み込み足の上に
頭があることが望ましいです。体重移動が多いと伸びが出ます。
フラット系から下から持ち上げるスピン系ならこのタイプ。
スイングスピードをあげてショットの速度を重視するなら、頭の位置は
踏み込み足ではなく軸足の上に。腕がフリーになり速く振れます。
ドライブのハードヒッターならこのタイプです。

足の踏ん張り具合が、つま先かカカトかでも相性が違います。
多くの人はつま先派でしょう。
ショットのときに踏み込み足の靴底が全部地面に接していれば
もっともバランスが取れているのですが、めったにお目にかかりません。

フィニッシュでつま先立ちをしているケースがほとんど。この場合は
つま先の限界まで使いがちなので、つんのめってパワーダウンします。
顎が上がりがちで、体が泳いでしまっている感じ。
どちらかというと残念なネットのミスが目立つでしょう。
逆にカカトに体重が乗っていてつま先が上がっているケースでは
全体的にちじこまったフォームになりがち。アウトのミスが増えるはず。

つま先もカカトも上げずに地面をしっかりととらえられていることが
ベストバランスです。自分がどちらのケースなのかを確認して
限界方向と逆(つま先派ならカカト)に余裕を持たせることが大切。

プレー中は理想的な同じバランスで打てることはあまりありません。
しかし、自分の基本プレーでのベストバランスこそベストショットが
生まれる唯一のポイントです。
「今日一番のショット(半分まぐれ)」は誰でも体験しているはずです。
そのときのバランスがベストなことが多いでしょう。
自分を知ることがうまくなる最大のコツなのです。
posted by goforit at 19:00| Comment(0) | ◆テニスがうまくなる方法

2010年01月19日

連載:テニスがうまくなる方法「自分を知ること・利き側」

テニスは体格によって有利不利があまりないスポーツです。

体格が大きく関係するスポーツでは、相撲・柔道などの格闘技系や
バスケットなどボディコンタクトや接近戦が多い競技が挙げられます。
テニスは相手と接近することはないので、それほど影響しません。
もちろん背が高いことはスポーツ選手にとって財産ですが、テニスに
関しては絶対的なアドバンテージとは言えないでしょう。
世界ランキングを見ても身長順になっていないことは明白ですね。

ラケットスポーツはコートの中で行われるため、その中に収まることが
大前提です。遠くに飛ばしたり、スピードを出したりすることが大切な
わけではないのです。200キロサーブも入らなきゃ意味がない。
つまり、腕力やパワーはそれほど重視されません。
テニスプレーヤーがマシントレーニングを頻繁に行ってムキムキに
なっているイメージはないでしょう。

つまり、普通の体格ならあなたがテニスに向いていないということは
ありません。そうです、誰でも向いているのです。
自分の特徴を知って、プレースタイルを確立すればOK。

それでは自分を知るとはどういうことでしょうか。

プレースタイルは今後詳しく触れるとして、自分の身体的な特徴を
確認することから始めるべきだと思います。
人とどこが違うのかを知っていれば、向うべき方向性も見えてきます。
優れているところは伸ばす、劣っているところは改善するかその部分を
カバーする方法を考える。
まずは冷静に自分を見つめなおすことが大切です。

特徴の確認するポイントはさまざまですが、今回は「利き側」について
考えて見ましょう。

●利き腕は右・左?
左利きが有利とされますが、相手が嫌がるからです。
そのアドバンテージは伸ばしたほうがよいですね。とにかく相手が
嫌がることはなにか、を追及してプレースタイルを組み立てるべき。
左利きで素直なテニスをしちゃぁ、かなりもったいない。
右利きが大勢を占めるため左利き用のラケットはありません。
なんと全部が右利き用。
グリップの巻き方が右手にスムースになるように巻いてあります。

●利き足は右・左?
足は腕の数倍の力を出せます。おもに蹴り足としての利きに関して
どちらを使っているかは重要です。体を支えるための利き足によって
フォアが強いかバックが強いかまで影響します。
利き足で体を推進(蹴り出す)させるのか、踏み込んで支えるのかは
絶対知っておいて損はありません。
ちなみに澁谷は右足利き・ボディターン派なので、フォアもバックも
右足を前に出して支えるステップです。ちょっとフォアが独特。

●利き目は右・左?
どちらの目で見ているか。両目で見ているようでも利き目があります。
親指人差し指で輪を作って手を前に出してその中をのぞいて、
片目ずつつむるとどちらかがわかりますよね。おっ、澁谷は右目でした。
利き目がボールを見ているので、ショットを打つ時、利き目がボールに
近くなるように頭を向けましょう。
澁谷はバックハンドが得意ですがそれは右目がボールに近いから。
逆にフォアは苦手でした。とにかく調子の波が激しく安定しません。
それを右足前方踏み込みにして、利き目がボールに近くした結果
かなりよいショットを打てるようになりました。

次回はバランスについて考えてみましょう。
posted by goforit at 20:20| Comment(0) | ◆テニスがうまくなる方法

2010年01月13日

連載:テニスがうまくなる方法「人と同じ必要はない」

テニスというのは決まりが少ないスポーツです。

フォームやプレースタイルは人それぞれ。昔のテニスを見ると今との
違いに驚くことでしょう。それくらい常識が変化(進化)しているのです。
たとえば昔と違うのは、グリップの握り方やスイングの仕方など。
映像が多く残る40年ほど前ではうすい握りでフラットに当ててゆったり
返し、ひたすら相手のミスを待つというもの。
もっと前ではまた違うスタイルもあったでしょう。
これは当時のラケットやコートサーフィスに適合したスタイルなのです。

そのうちに強烈なスピンをかけたり、ネットにつめてボレーしたり
両手で打ちだしたりと、自分が勝つための方法を独自に編み出して
進化してきました。その流れは次々と変わっていきます。
現在指導されている基本フォームは、現在の流行でしかないのです。

ラケットやストリングも昔は規定がほとんどなかったようなもの。
長さや面の大きさは最近ルールで決まったんですよ。
対戦相手との道具での有利不利は問われないスポーツなのです。
それでもゆるい決まりなので、使えるなら好きなものを選んでOK。
なんならソフトテニスのラケットだって使用可能ではないかな。

テニスコートのサーフィスがこれほど多いスポーツも珍しいですね。
クレー(土)アンツーカ(砕いたレンガを利用したクレー)グラス(芝)
ハード(コンクリートからその上にケミカル素材を敷いたものまで多数)
板張り(体育館などの板張りそのまま)人工芝または砂入り人工芝
珍しいところではたしかタイベックスと呼ばれていたと思いますが、
プラスティックの網目状のすのこみたいなものでできたコートも。
水はけが抜群なのだが、静電気がすごかった。握手するとビリッ!
思いつくままでもずらりと並びます。
それぞれのサーフィスに得意不得意なプレースタイルが存在します。
グランドスラムイベントなどでも、コートが違うと上位に進出する選手の
顔ぶれが一変するほどです。

ここでうまくなるための方法を見つけましょう。

自分が得意なサーフィスはなにかを見つける。つまりそれは自分の
プレースタイルはどんなかを知ることになります。
球足が遅いクレーが得意な人はグランドストローカーが多いでしょう。
一発エースが狙えるなら球足が早いハードが合ってます。
選手だってそうしています。不得意なコートでは勝てない。
自分が輝ける可能性が高い試合を選んでエントリーします。

人と同じ必要はありません。
自分がやりたいようにすればよい。
極めればそれが一番強いはずです。
これじゃ通用しないと思うのは中途半端にやっているから。

ヘッドラケットの創始者ハワード・ヘッドは自社のラケットでプレー
したときにうまく打てず「もっと私がうまく打てるラケットを作る!」と
大きなフェイスをモデルを開発しました。それが今のプリンス。
人と同じ必要がないということを具現化したよい例でしょう。

次回は「自分を知ること」をテーマに考えてみましょう。
posted by goforit at 20:59| Comment(0) | ◆テニスがうまくなる方法

2010年01月11日

連載:テニスがうまくなる方法 スタート

ストリンガー澁谷が考えるテニスがうまくなる方法を、連載形式で
お伝えします。

テニス歴は30年以上でテニスコーチの資格を持っていたこともあります。
練習好きで独自のレッスンやドリルを考えるのが趣味。
玄人受けする某スクールでコーチしてました。
そこにプロストリンガーとしての目が加わり、トーナメントでの選手の
裏側までのぞいた経験から、総合的にテニス論を展開していきます。
テニス雑誌に連載していたころにも、裏技のうまくなる方法などを
ちょこちょこ披露して好評でした。

普通のスクールのレッスンや雑誌の指導コーナーとは違った視点で
書いていこうと思います。
読者の練習のきっかけやはげみになれば幸いです。

なるほどそうか!という目からうろこが落ちるアイデアが満載です。
自分のテニスに役立つ内容で進めていきますよ〜。

徒然なる日記とは趣が異なり、構成を考えながら組み立てまとめる
ため、頻繁に更新できませんがのんびり読んでみてください。
posted by goforit at 18:54| Comment(0) | ◆テニスがうまくなる方法