2017年04月23日

O3 (オースリー)パーツ交換

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はめ込み式のシルバー色のパーツ。
これを外すには専用工具が必要です。

プラスチックの押出し具で、内側から
差し込み、木槌で叩き出します。

本来パーツ交換用として使用するもの
ですが、当店ではパーツの間の砂を
取り除くために外すのに利用します。
いわゆる「バラし」て掃除する用。

この用具がないと外すの不可能です。
普通のフレームならバンパーだけ
なので、砂出しはバラさなくても
できますが、特殊系だと専用に
メンテナンス方法を編み出すのが
楽しい〜。

修理オタクのストリンガー澁谷でした。
posted by goforit at 22:42| Comment(1) | ◆ストリンギング

2017年04月19日

仕上げに美しさを(サイド面編)

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ストリングを張る道筋があります。
縦糸横糸を通す穴は決まっていますが
どのように通過するかは自由です。

ただ、マニュアルというものがあり、
一応正しい通し方や止める位置の
指定は存在しています。

しかし、そのとおりに張ると画像の
黒糸のように3本重なったりして
「大変混み合っております」状態に
なり、美しくありません。

仕上がりはストリンガーの作品で
ある、と考える澁谷はなるべく
スマートな見た目になるように
工夫して張っています。
それが黄色糸の通し方。
スッキリしています。
posted by goforit at 22:46| Comment(0) | ◆ストリンギング

2017年04月17日

五感で張る

張っている際に感覚をフルに使用しています。

五感とは視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。

「視覚」はストリングを見て状態を判断。
痛みはないか、ねじれてないか、太さに
違和感はないかなど。
端切れを見て「この糸はなにか」を当てる
遊びもよくしています。
ストリングの特徴を記憶する役に立ちます。

「聴覚」は張っている最中の指で弾く音や
ストリングの交差音の確認で使います。
テンションが正しくかかっているか、異音が
出ていないか、フレームから傷んだ音が
発生していないかなどチェックします。

「触覚」はストリングを指で触った時の
感覚で表面が傷んでいないか、粘り具合の
違和感がないかなどを確認します。

「味覚」は、なめてみることはないので
ボールを突いて打球感を味わう「打感」に
置き換えます。
仕上がりの状態を自分で確認します。
振動は快適か否か、球飛びや面安定性は
適正かどうか。
スイートエリアの位置は適切かなどを
チェックします。

「臭覚」はパッケージから開けたときの
ストリングのにおいを嗅ぎます。
何の役に立つのかというと、メーカーに
特有のコーティング臭がある気がします。
特にナチュラルはトリップできます(笑)。

ニュー缶ボールを開けたとき、思わず
鼻突っ込んでにおい嗅ぎませんか?
それと同じです(えっ?しないですか)


数日前から耳付近のリンパが腫れてるのか
耳がキーンとしてよく聞こえません。
ああ、五感がフル稼働しないと仕事に
リズムがでないなぁと実感しました。
posted by goforit at 18:15| Comment(0) | ◆ストリンギング

2017年04月14日

仕上げに美しさを(タイオフ編)

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ストリングを結び止めるノットの方法は
様々なスタイルがあります。
一重結びや二重結びに始まり、店や
張り手によって独自の特徴があります。

同業者が見れば「この形はあの店」と
すぐにわかります。

ストリンガー澁谷はダブルノットの
変形のオリジナルでしょうか。
ストリンガーデビューした頃、同僚が
編み出した方法を自分なりにアレンジ
して、それ以来30年以上、基本形と
してずーっと使用してます。

親指を立てたポーズに似ているので
「グッジョブ ノット」と命名して
おります(笑)。いい仕事してくれます。

しっかり止まってホールを傷めない。
これ大切!
posted by goforit at 22:12| Comment(0) | ◆ストリンギング

2017年04月12日

仕上げに美しさを(目揃え編)

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張り上がったらマス目を揃えます。

以前はそれほど気にしておらず、多少
ズレていても平気でした。
といっても1mmにも満たないくらいの
ズレで打球感にはさほど影響がないと
思っていたからです。
お客さんの中にはものすごく気にする
人もいて、自分の指で微妙に揃えたり。

ある時バドミントンの営業マンが
きたので仕上がりの採点をしてもらうと
「固さはばっちりですが80点」
ほぅどうしたら満点になるの?
「目揃えを完璧にしたら100点です」
えぇそこに20点もあるのぉ︎
「バドミントン業界ではそうですね」

なるほど〜。
プロである者は細かい部分もちゃんと
しなければね。
それ以来縦横斜めから見ながら、目を
真っ直ぐに命をかけて揃えています。

美しいもんだ(笑)。
posted by goforit at 20:30| Comment(0) | ◆ストリンギング

2017年04月11日

仕上げに美しさを(ノット編)

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ストリングの結び止め部分をノットと
よびます。

このノットがしっかり止められてないと
緩みの原因になったり、異音が発生する
ことがあります。
ストリングの太さと止め穴の大きさを
考えて、抜け落ちないようにノットの
結び方や大きさを変えることが必要。

止め穴が裂けたり潰されている状態は
論外です。
次回張る時どーするんですか!
止め穴にノットが埋没しているのもNG。確実に緩みます。

他の人が張ったラケットは、ノットの
クオリティを見て腕を判断できます。
プロストリンガーはノットがちゃんと
してます。

ストリンガー澁谷はさらに美を追求(笑
ノットを揃えて統一感をだしましょう。
ぱっと見、なんかきれいに感じるのは
イメージに刷り込まれますから。
posted by goforit at 19:06| Comment(0) | ◆ストリンギング

2016年12月23日

よい張りとはなにかを考察 その3

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●毎回おなじ固さで仕上がる

前回と同じにリクエストしたはずが
なんか感触が違っていることありませんか?
他のお店で張っていたお客さんから「なんか
毎回違う気がするんだよね〜」と相談されます。
いや、同じ糸を同じテンションでお願いしたのだから
違っているはずがない。これは私の気のせいだ。
んーでも前と同じように打てないぞ。
いやいや、これは私の調子が悪いからだ‥。

それって本当に同じに仕上がっているのでしょうか?

リクエストしたテンションやストリングが違うと
いうことは普通ないでしょう。
あればクレームいれて張り直してもらうべきですね。
確かにそのセッティングで張ったのでしょうが、
ここで大きな誤解があります。

引っ張る数値のテンションですが、それは仕上がりの
固さを示しているものではありません。
マシンに張力の数値をセットしました。←ホント
でも仕上がった固さがその数値だとは保証していない。
お客さんは仕上がった固さをイメージ←ホント
テンション数がそのイメージを実現すると認識。

張るスタッフが違うと仕上がる固さだって変わるのです。
マシンの手入れの状態でも変わります。
同じ数値で張ったとされても、店が違えば10相当の
仕上がり差があるほどです。
一般では数値は絶対値ではないのです。

「このテンションで張ったよ」
「たぶん前回と同じに仕上がっているはずだよ」
「前回の固さののフィーリングは知らないけどね」

お客さんは単純に同じフィーリングを求めています。
それをテンション数値で示していることになります。

仕上がった固さの測定を行なえばその認識のズレは
解消します。面圧を測定して確認するということです。
前回張った際の面圧はこの数値で、今回も同じ数値。
テンションも面圧も同じ数値が出ていれば同じ固さで
仕上がったと自信を持って提供できます。

面圧測定器を持っているお店は少ないようです。
張人テンションシールには面圧数値を記入する欄が
あるのですが、記入していないケースが多いかな。

当店では写真の機器を使用しています。
いろいろな測定器があるので、面圧の数値はさまざまです。

《 go for it! 澁谷 》
posted by goforit at 20:52| Comment(0) | ◆ストリンギング

2016年12月20日

「よい張り」とは、なにか?を考察する   その2

●ストリングがずれない

打つとすぐに糸がズレて、そのたびに直さないといけない。
ちょっとめんどくさいですね。
ナイロンやナチュラルは多少ずれやすい傾向はありますが
ポリエステル系でずれるのは論外でしょう。
ずれてしまったところはスイートエリアも変化してしまい
妙に飛びすぎたりスピンのかかりが悪くなったりすることも。
面の安定性も低下している可能性があります。

ずれて戻らないということは、ストリングに溝ができると
いうこと。つまり切れやすくなることに直結するわけです。

打つ面を決めている人は一定方向にずれることはありますが
あちこちにぐにゃぐにゃとズレてしまっているのは、
張りの強さが均一ではないという証拠です。
その場合は飛ぶところと飛ばないところが混在して、
コントロールしずらいはずです。

なんとなく使えているから問題ない?

それは前回でも言及した「自己調整して我慢」ですよ。
自分のベストショットではないのです。

ずれにくくスイートエリアが安定している状態。

ストリンガー澁谷はそんな張りが「よい張り」だと思います。
posted by goforit at 21:57| Comment(0) | ◆ストリンギング

2016年12月19日

「よい張り」とは、なにか?を考察する その1

張り屋として永遠のテーマです。

まぁぶっちゃけ、使いやすければいいんじゃね?てこと
でしょうけど、それじゃあまりにもアバウトすぎですね〜。

とりあえずどちらがベターでしょうかという視点で考えて
みましょう。

●いい感じが長持ちする

長持ちしないよりは得な気がしませんか?。
よく聞く悩みは「張った直後はよかったけどすぐにゆるむ」
ということです。または「張りたては固くて使いにくい」
なんてのもあります。踏んでなじませる荒業をする人も(笑)。
いずれにしても、使いやすい期間が短くそれ以外の時間は
ひたすら我慢しないといけないということが不満。
我慢するということは、自分でプレーを調整することです。
飛ばないから強めに打つ、飛びすぎるからスピン多くかける。

それじゃぁ、のびのびと打てていないじゃありませんか!

張った直後からすぐにフィットして、その後もストリングの
寿命尽きるでの期間はあまり変わらないフィーリングで使える。

ストリンガー澁谷はそんな張りが「よい張り」だと思います。

当店ではプレーする直前にラケットをお渡しするのを
理想としています。なるべくフレッシュな状態で使って
いただきたいから。
そのために、すぐにいつも通りのプレーができるように
仕上がりの精度を高めています。そしてそのままずーと
のびのび自分のスイングができるような工夫しています。


いい感じが長持ちするほうがベター。
posted by goforit at 20:44| Comment(0) | ◆ストリンギング

2016年12月14日

振動止めの功罪

ストリングの張り具合の良し悪しについて。

チェックする方法で一番簡単なのが振動止めを
外してみることです。

フレームやストリングによっては振動が多いモデルも
ありますが、当店は極力振動止めなしでもイケる
ように張る努力をしています。

他のお店では張ったラケットなら、一度外して
プレーしてみてください。
外すとまったく印象が変わって、衝撃が多いとか
面の安定性が悪いとかスイートエリアが狭いとか。
とても使いやすい感じがしないのであれば
あまりよい張りではありませんよね。

実は振動止めによって悪い状態が隠されているのです。
そこそこ使えてしまうので分かりにくいのが問題です。
ところが張られているストリングのパフォーマンスは
適正には発揮されていないので、ショットが荒れて
しまっていることも多いはずです。

それでも使えてしまうのは、プレーヤーがその悪癖を
補整しているからなんですね。
スピンを過多にかけてコントロールをしたり、
飛ばない部分や飛びすぎる部分を無意識に修正したり。

あまり張り具合のよろしくないラケットでも
それしか使っていなければ、余計な修正をかけた
ショットをするためにエネルギーを取られている
ことが実感としてわかりません。
「こんなもんだろ?」と思っていませんか。

一度振動止めを外してプレーしてみましょう。


《 go for it! 澁谷 》
posted by goforit at 20:45| Comment(0) | ◆ストリンギング