2018年06月13日

引っかけるスピンを打ちやすく セット

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先端で引っかかるようにして〜。
そんな要望に応えるべく、工夫をば。

初めはメインだけ凸凹な細めのストリングを
ハイブリッドで張って張っていたお客さん。
「もっと先端で引っかかるようにしてよ」

そうっすね〜、じゃあ先端部分も凸凹の
ストリングを渡してみましょうか。
でもこのラケットは設計上先端2本分だけしか
渡せないっすよ。

「使ってみたらよかったわ〜。
もっと広げられないの?」

いや、設計上できないんですって…。

「できるでしょ!」

はい…やってみます。
でも設計無視してもいいっすか?
ちょこっとフレームから糸はみ出ますけど。

「よくてよ うっふん」

負けた気がする(笑)
posted by goforit at 20:23| Comment(1) | ◆ストリンギング

2018年04月11日

さてこの人の打ち方は?

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傷みやすいマルチナイロンを使用している
常連さんのラケット。半年使用です。
この状態から見えてくるプレーヤーの
打ち方を分析してみましょう。

ストリング面にささくれが発生しています。
どうやらスピンをかける打ち方です。
しかしセンター部分に集中しているので
先端でひっかけるハードスピンではなく
ナチュラルドライブ傾向だと思われます。
そして横糸の痛みがはげしい状態です。
これはラケットが横方向に振られている
レベルスイングが多いことを示しています。
斜め方向に傷みが走っています。
どうやらラケットを握る面を決めている
ために一定方向に傷んでいるようです。

ストリングの傷んだ状態で見えてくる
プレースタイル。
カウンセリングをして、予想した打ち方か
裏付けをとり、合っていれば最適なセット
見つかります。

初めておいでになる場合は切れていない
状態でラケットを持ってきていただければ
かなりイメージしやすいです。
posted by goforit at 20:16| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年04月10日

その時代のセッティング

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開店当時から来店されているお客さんの
ラケットを紹介します。

共に40代後半かと思われる男性。
いまだに当時のラケットを愛用しています。
張り替えるたびにメンテナンスを行っている
甲斐があって、使用に耐える状態のフレーム。
ヨネックス RD Ti 77 オーバーサイズ
プリンス グラファイト オーバーサイズ

共通点はボックス形状の100平方インチ以上の
オーバーサイズで300g以上のスペック。

ストリングはゴーセンOGSHEEP MICROSUPER16。 
高反発でいい音がします。スピン性能も良好。

来店され始めた約20年前は、ナイロン全盛。
ポリエステルは一部の人のものでした。

その時代のプレースタイルはスピン重視。
しかし現代とは違ってコントロール優先の
多彩なショットを打てるセットでした。
スイングスピードや振り方が今とは違います。

そのころにプレースタイルが固まった人は
最近のフレームやストリングが苦手。
やはり慣れ親しんだモデルが納得の打ち味。
変わらないセッティングを提供しましょう。

まだまだ新しいモデルは使わなくていいや。
もうちょっと体力が衰えたら考えようっと。
posted by goforit at 20:06| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年04月06日

優しいフィーリングの張りもご用意

先日難しい打球感のフレームで試行錯誤
しながらセッティングしたことをヒントに
張り方のバリエーションを増やしました。

「馴染みやすい張りあがり」

ネーミングは今後考えますが、今までの
がっしりした印象よりも優しい打球感に
なるような仕上がりの張り方です。

従来の傾倒していた緩みにくく抑えめな
球飛び、伸びるスピン性能、ハードに
打った時に真価を発揮する方向とは
ちょっと違う一般的なプレーヤー向き。

カウンセリングの中から探って、適合する
スタイルをご提案します。
posted by goforit at 20:48| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年04月04日

大会での張りの依頼方法

当店で張り替えをしているジュニアの子たち。
全国大会などにも進出している子も多いの
ですが、ある子は5本ほど張り上げて遠征
して、大事な決勝前にすべて切れてしまい、
契約メーカーブースで張り替えをしました。

ところが仕上がった状態が相当イメージと
違い、結局決勝は勝てなかったそうです。

どうしたらよかったのでしょうか。

経験を積んでいるプロの選手は毎日張り替え
をしますので、その対処法は万全です。
まず初日に打診張りとして1本張ります。
そしてすぐに練習で使ってみて、修正点の
リクエストを伝えて張り替えます。

大会によって担当するメーカーが異なる
ので、どこでも同じに仕上がるわけでは
ないことを理解しているからです。
ほしいフィーリングを実現するために
「あと1ポンド高く」とか細かい注文を
伝えて、自ら管理することが大切です。

あとは期間中は同じストリンガーに依頼
して、条件を崩さないようにするとベター。
張り手が変わると初めからやり直しなので。

自己防衛するのが勝利の早道です。
posted by goforit at 21:59| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年03月26日

馴染んだストリングとボールが好き 後編

ラケットの状態が馴染む時。
それは使い込んだり、張ってから時間が
経てば現れます。

当店の常連さんの中にはお渡ししてから
すぐに使用せずに数ヵ月放置して使いだす
人もいました。
張りあがりのお約束からしばらく取りに
来ないので、理由をうかがうと「前回
張ったのが切れてから新しいのを使う」と
お答えになりました。馴染むまで待つ
サイクルでプレーしているようです。

昔は足で踏んで馴染ませる方法を取る
なんてのもありましたね〜(苦笑)。
マッチョに力任せにサーブをしばらく
打ち込んでもらって馴染ませるとか。

ギア担当からすると、劣化を早める
よろしくない方法ですが、自分が使い
易く感じるためにはやむを得ないと。

改めて試合における劣化ギアについて
検証します。
相手がフレーム・ストリングの鮮度が
万全の場合、イーブンなのはボールだけ。
劣化ギアは不利です。
だからプロは試合に張りたてでのぞみ
もちろんグリップテープも新品に巻き
替えてあります。
汚れているグリップの選手はいません。
ゲーム中に巻き替える人や張り替えに
出す人さえいるほどです。

アマチュアはそこまで勝敗にこだわら
ないので、自分が使いやすいことが
優先になるのでしょう。

使いやすくする条件は3項目。
枠であるフレーム
実際にヒットする糸
ボールに当てに行くスイング
が密接に関係します。

フレームもストリングも劣化の経過は
流動的で同じ条件での比較は困難です。
スイングも体調や打つ球種によって
様々になります。同じようにヒットして
わけではありませんね。

今回のことでストリンガー澁谷は
「馴染み好き」さん用の張り方を開発。
テストした結果、現在のセットよりも
かなり楽チンな使い始めになりました。

今まではスピンを切れよくしっかりと
ショットがおさまるセットに傾倒。
これは「がっつり打ち希望」さん用。

カウンセリングでは「こってり」と
「あっさり」どちらにしますかと
聞くようにしましょうか。
posted by goforit at 21:32| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年03月14日

馴染んだストリングとボールが好き 中編

ボールの基準は、落として既定の範囲まで
跳ね返るかという適正テストで調べます。
公認球になるためにメーカーはこれを
クリアするように生産しています。

新品とセットボールで試してみましょう。
同じ高さから手を放して弾む高さを比較。
明らかに高さ(=反発)が足りませんね。
つまりセットボールは飛ばないことに
なります。

しかし打った時にセットボールのほうが
「よく飛ぶ!」感覚を持つ人もいます。
これはボールがつぶれやすくなったため
打った時に乗っかる時間が長く、押し出す
タイミングが取りやすいのではないかと
思われます。いわば「飛ばしやすい」。

新品ボールでは硬くてスイートエリアを
外した印象が強く、押し出す感覚が持ち
にくいからかもしれません。
反発基準を満たしているはずのノンプレ
ボールでも使いにくさを感じるのはその
せいではないかと考えられます。

グリップがしっかり握られ、フレームが
ガッチリとバタつかないタイプの人は
やはりセットボールが飛ばない感覚を
持つと思われます。

ストリングではどうでしょうか。

ストリングもボール同様、張りたて以降
どんどんと反発力を失っていきます。
使っていなくても、です(90日限界説)。
面圧を測定すると劣化の具合が刻々と
進行しているのがわかります。

張った直後
--2時間後 <2ポンド相当減>
--翌日 <さらに2ポンド相当減>
--実際打つ <さらに2ポンド相当減>
--また打つ <さらに2ポンド相当減>

--約3ヵ月後 <合計20ポンド相当減>
--以後、面圧減が起きなくなる。
使用する頻度やかかるインパクトの
大きさにより、90日よりも早く限界に
達します。
面圧の低下は素材や構造が違っても
ほぼ同じように確認されます。
ポリエステル系でもナイロンでも
ナチュラルでも同じように劣化します。

ストリングが劣化という状態は緩むと
されますが、伸びる現象もあります。
張った張力低下だけでなく、糸自体が
伸びてしまうことで総合的に柔らかく
なります。

緩むとストリング面のたわみが大きく
なり、ビヨヨンと飛びます。
しかし瞬発力が出るわけではないので
スピードは落ちる印象になります。
ここでもエリアを外した感が減るので
コントロール性能は上がったと感じる
人が多いでしょう。

一般プレーヤに限っての話でしょうが
「ラリーは劣化球のほうが続く」
「エース狙い人は新球、しこらーは逆」
これはストリングにも当てはまるかな。

ストリングの選択と張り方、強さなどを
セットする方法を次回はまとめたいと
思います。
posted by goforit at 18:35| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年03月13日

馴染んだストリングとボールが好き 前編

試打用のラケットの状態がよかった、とか
友達のラケットの具合がいい、とか
中古のラケットが同じ自分のよりいいとか。

そんな話をよく聞きます。

ストリングが自分用に張られていないのに
なぜか使いやすくて気に入ったから、これと
同じストリングやテンションをあつらえれば
最高だろー。そーだろ!

ちょっと待ったあ〜。

そのストリング、賞味期限過ぎてな〜い?
張りたてではないのは状況でわかります。
どのくらい使ったかも、どのように使われて
きたかも定かではない。
すでにパフォーマンスは発揮できないのかも
知れないですよ。

どのようによかったのかを聞いてみたら
使いやすいとは「ミスが少なかった」から。
けっして「すごいショットが打てる」から
ではないようです。

ラケットをボールに置き換えてみましょう。
試合はニューボールで行うのは当然ですね。
セットボールや抜けているボールはNGです。
なぜってエースが決まらないから。
打っても相手に取られちゃうから。
そえ、勝ち負けにこだわるから試合球は
ニューボールじゃなければダメなんです。

ラリーをつなげる練習のときはちょっと
抜けているボールのほうが続きます。
距離が飛びすぎもせず、ラケット面からの
飛び出しも乗っかるので安定しています。

コントロールが容易。

おっと、自分だけじゃなく相手も同じ
感想を持っていることをお忘れなく。
つまりラリー続くけど、キメ手なしで
勝負つくのが大変遅い。

勝負を早く、エースで決まればベストな
プレーヤーはニューボールが適合。
勝負をなるべく遅く、ひたすら相手の
ミス待ちを狙うプレーヤーはニュー球
苦手となりますね。

ストリングに話を戻す…次回に続きます。
posted by goforit at 20:01| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年02月21日

全面を使って打ってるおおらかな少年

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上でひっかけて角切れしたり、手元に
食い込まれて無理に押し込んだり。
上でも下でも切れるんですけど…。

しょうがないなぁ〜。

イレギュラーな張り方で対処しましょう。
プリンス ツアープロ100は16X18ですが
それを16X20のカスタム張りで上下を保護。

それでも変なところで切ってくるんだから、
もうちょっと真ん中で打てるように
ポジションを工夫とフットワークを磨いて
ほしいものです。
posted by goforit at 18:58| Comment(0) | ◆ストリンギング

2018年02月17日

ノットは向きを揃えてあるべきだなぁ

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特に上止めの2本張りで縛るノットの向きが
取っ散らかっていると興覚めです。
フェイスの上方向は目立ちますからね〜。

以前もふれましたが、仕上げは美しく。
ストリンガーにとっては作品なんですから。
posted by goforit at 20:43| Comment(0) | ◆ストリンギング