2014年12月24日

トアルソン「Pandora」買ってみた

pandora.jpg
今年になって高価格帯のフレームを各社が模索しています。
ウイルソンのプロスタッフ97フェデラーモデルが39,000円。
プリンスのTeXtreme(テクストリーム)EMBLEM(エンブレム)
が42,000円。
ヨネックスのREGNA(レグナ)が43,000円。

それぞれ高性能素材などを使用してチャレンジしていますが
高価格帯の商品を求める消費者がいると判断したのでしょう。
世相的には高収入層が増えているかもしれませんが。

そして今回突きぬけた商品が登場しました。

トアルソンから発売されたPandoraパンドラ。

全世界で限定200本です。
グリップは2しかありません。
価格は7万円です…!

なんでこんな価格かというと作るのが大変だから。
なんと左右非対称のフレームです。
ラケット工場でも熟練の職人がいるところで、なおかつ
手間がえらくかかるのでコストがとても高いのが原因。

これを企画したのが澁谷が尊敬するフレーム開発屋さん。
ブリヂストンのラケットを初期から企画して、競技層に支持
されたモデルを生み出した人です。
今年からトアルソンに移って、制約なくフレーム作りを
することになりました。

20年ほど前にストリンガー協会の仕事で取材したときに
名器プロビーム開発についてお聞きしました。
当時のラケットで圧倒的プロモデルだったのがミッドサイズが
サンプラス使用プロスタ85と、オーバーサイズはチャン使用
プリグラ110。誰もが使いたがる頂点のラケットでした。

ウイルソンのプロスタッフは85や110、125などがありました。
プリグラ110好きな人がプロスタ110使うと打球感が柔らかすぎ。
プリンスのグラファイトにも90と110、125がありました。
プロスタ85好きな人がプリグラ90使うと硬く扱いにくい。

同じモデルでミッドとオーバーがそれぞれ使いやすいモデルが
理想だという発想から、プロビームはちゃんと打球感を揃えて
プロスタ派とプリグラ派からの乗り換えを促したのです。
いまだに打球感優先競技志向のX-BLADEへ受け継がれています。

好きなようにフレームを作っていいよ、と言われれば
一体どんなものができるのか。
それがこの驚愕の形状です。
まさに「パンドラの箱」を開けてしまったモデルです。


張ったレポートと打ったレポートを後日アップします。
posted by goforit at 21:24| Comment(0) | ◆フレーム歴史館
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