2012年09月12日

デ杯は19位の日本

なんで日本は世界ランキングでワールドグループ16国に
入れなかったかをデータを見て考えてみました。

シングルスを3つ勝てばいいので、負けない2人がいれば
勝てる団体戦。
つまりランキングがトップの選手を多く擁する国が強い。
ところがツアー重視の選手はデ杯には出ないことも多いので
そう簡単ではないのが実情。
トップ100の選手が多く層が厚い国が強いのは、デ杯強豪の6国を
みれば明らか。加えてトップ10以内の選手が必ずいる。

ところがドイツやロシア、イタリアよりも層が薄いオーストリアや
カザフスタンが上位なのが不思議。
スエーデンやチリに至っては100位以内の選手がいない。

1位<スペイン>*名前の後は現在のATPランキング
ナダル4・フェレール5・アルマグロ12・ベルダスコ32
アンデュジャー33・ラモス47・ガルシアロペス・モンタネス86…
2位<アルゼンチン>
デルポトロ8・モナコ11・ベルロク45・ナルバンディアン49
メイヤー62
3位<セルビア>
ジョコビッチ2・ティプサレビッチ9・トロイツキ31
4位<チェコ>
ベルディヒ6・ステパネク40・ロソル88・パチェク94
5位<フランス>
ツォンガ7・ガスケ14・シモン20・シャルディー30・ベネトー35・
モンフィス44・ペイル51・マウー65
6位<アメリカ>
イズナー10・フィッシュ22・クエリー26・ハリソン55・
ベイカー63・レビン76・ラム92 

7位<クロアチア>チリッチ13・カロビッチ91
8位<オーストリア>メルツァー36
9位<カザフスタン>ククシキン70

10位<ドイツ>
コールシュライバー18・ハース21・メイヤー25・パウ74・
ベッカー83・カムケ87・

11位<イスラエル>セラ98
12位<スエーデン>不在
13位<カナダ>ラオニック15

14位<ロシア>
ユーズニー29・ダビデンコ48・ボゴモーロフ90・アンドレエフ96
15位<イタリア>
セッピ28・フォニュイーニ54・ボランドリ69・ロレンツィ72・
ボレリ79・チポラ80・

16位<スイス>フェデラー1・ワウリンカ17
17位<チリ>不在

18位<ベルギー>
ゴッフィン56・マリス58・ダルキス73・ロクス99
19位<日本>錦織16・添田53・伊藤67

こうみるとワールドグループから脱落するのがカザフスタンや
イスラエル、スエーデン、チリであろうと考える。
カナダはビッグサーバーのラオニックが圧倒的に強く、ダブルスで
そこそこのペアがいれば3勝できる可能性高い。
前回のクロアチア戦ではカロビッチ一人にやられたのと同様。

日本は錦織が負けなければよいはず。あとは添田かダブルスの
頑張りで残留できるわけだ。しかしホームORアウエイであるので
地元の利を最大限に活かさないといけない。
ランキングだけを見れば18位のベルギーにだって負けていない。
錦織に近いエース級として伊藤が成長できれば盤石だが。

さてイスラエル戦。データ通りに行ってほしいですねぇ。
posted by goforit at 21:06| Comment(3) | ◆気ままな日記

2012年09月14日

デ杯初日は1−1

ワールドグループ残留をかけたプレーオフ、イスラエル戦。
仕事しながら観てました。
添田頑張れとヨネックスV-COREを3本張りながら(笑)。

第1試合の添田は相手国ナンバー1のセラに堂々の戦いぶり。
緊張をよい方向にかえて常にリードを心がけていました。
試合の流れをコントロールすることができるベテランの味。
第3セットは奪われましたが、3-1で危なげない勝利でした。

第2試合は、肩故障の錦織に急遽変えて伊藤竜馬。
ホームで、相手はランキングは200位台とはるか格下、
さらに過去2戦2勝しているんですからこりゃ安心。
と思っていたらとんでもない展開に。


伊藤のサービスゲームはほとんどあっというまに取れるが
リターンゲームではまったくブレークできない。
相手はそれほどすばらしいサーブを打つわけでもなく、
フォアハンドはミス連発というのに。
シングルバックハンドのキレがよかった。
クエルテンがアイドルだったそうだ(なるほどねぇ)。
その相手に対してバックばかり攻める伊藤。おいおい…。
フォーストは最後にブレークされてセットを奪われる。
最後までブレークできる能力を隠していたかのような印象。
気持ちよくキープさせておいてどんでん返しを喰らわせたのか?

セットを追うごとに伊藤が悩みだして勢いがどんどん無くなる。
序盤調子がよかったサーブもほとんど入らなくなった。
結局ブレークをまったくできないまま、ストレートで終了。

ホームなのに、格下なのに、負けたことないのに。
これだからデ杯は恐ろしい。団体戦での責任が重くのしかかる。
プレッシャーを自分に有利に転換した添田に対して、伊藤は逆。


明日はダブルスで伊藤・杉田が出る予定。
相手はラムという全豪優勝経験あるダブルススペシャリスト。
伊藤が負けた後でも日本チームのダブルス巧者の岩淵コーチは
「冷静にみて日本が勝てる」とみている。

この信頼に応えることができるか伊藤竜馬。
明日は男をあげてほしい。
posted by goforit at 21:34| Comment(5) | ◆気ままな日記

2012年09月15日

ダブルス落としてブルー…

renonn.jpg
はぁ…。



気分転換にネットでの拾い物フォト。

画像をクリックして拡大します↓
画像を見ながら首をブンブン振ります↓
世界的有名人の顔が見えます↓
おおっと感動して気分が晴れます

さ〜て誰でしょう(笑)

この人だっと思った名前をコメント欄に投稿してね!
posted by goforit at 20:28| Comment(2) | ◆気ままな日記

2012年09月16日

日本2-3で散る

デ杯最終日、王手を取られた日本はもう負けられない。

第1試合に錦織登場。
圭の調子がいまいちなのかセラがいいのか、シーソーゲームで
進行する。2-1でリードされた4セット目に計算通りのブレークで
セットカウントをイーブンに戻した。
ここがさすがに16位以内の選手。

ファイナルセットはお互いに疲れが見える。プレーにキレがない。
しかし錦織の顔つきに変化があったように見えた。
それまでの苦しそうな表情から無の境地のような穏やかな目に。
7-5で取り、貴重な勝利をものにした。4時間半の熱戦だった。

最終試合は添田が登場。
200キロを越えるサーブを打ちこむワイントラウブだが、キープの
確率はそれほど高くない。添田は互角に打ちあうがやや劣勢。
2セットを先取される。しかしチャンスはかならずくると信じる
添田はあわてず自分のプレーを続けて3セット目を取り返す。

4セット目のスタート時には雨天のために屋根を閉めるのに
30分くらい中断があった。相手の足がつり出していたので
続行したかった日本には残念なアクシデント。
再開されたときにはペースを呼び戻せなかった。
マッチポイントを握られて、それでも意地でスーパーなパスを
打った添田だが、そのときに足の爪を剥がしてしまった。
全力をふりしぼったが勝てなかった。


今回のイスラエル戦で目立ったのは40-0からまくられるケースが
多かったこと。ホームでのプレッシャーに弱いのか?
どんなに劣勢でも応援はするべきだが、ふがいないプレーには
ブーイングをくれてもいいのでは、と思ってしまった。
どんな状態でも試合を投げない、勝利への執念の塊のような国々。
テニスだけではなく、日本がスポーツや競技で学ぶべきところは
技術ではなく精神力だと思う。

それでも心底応援したい。がんばってほしい。
次回こそは勝利の美酒を。
posted by goforit at 22:25| Comment(0) | ◆気ままな日記

2012年09月17日

横糸切れるってヘン?

ストリングは縦糸で切れるもの。

これ常識だと思っていませんか。
「横糸切れたんですけど、ヘンですか?」と不安になっている
お客さんがたまにいます。

ヘンじゃないです。

マルチフィラメントでコーティングが薄いものや、本体が
柔らかく作られているモデルではよくあることです。
横糸はすでに張られている縦糸に編んでいきます。
そして引っ張ったときに縦糸にしごかれて扁平になりがち。
スピンをかけると縦糸がズレて横糸を痛めるのです。
扁平になりにくいモノフィラメントストリングでは
縦糸がズレると、横糸の接する部分の縦糸が削れてしまいます。

マルチフィラメントでは同じようにスピンをかけていても
縦が切れたり横が切れたりするケースがあるわけです。
20年くらい前からあった現象です。このころのマルチは
とても柔らかいモデルが多かったからですね。


ところが最近のポリエステルストリングでも横切れする
現象はちょっと原因が違います。
スイングが昔と変わってきたためなんです。


昔のスピンは下から持ち上げるトップスピン系。
主に縦糸で引っかけて回転をかけます。
ところが最近は高い打点でのレベルスイングでかけるドライブ系。
それも逆クロスに打ちこむスタイルが増えています。
こうするとグリップが先にでていくので、横糸でボールをコスる
ショットになり、横糸の負担が増えます。
そのために、縦糸に比べて横糸がすごく薄くなっていることが
あります。

自分の使っているラケットと友達のを比べてみましょう。
ストリング面を見るとプレースタイルで削れ方が違います。
posted by goforit at 20:54| Comment(0) | ◆ストリンギング

2012年09月18日

パドルテニス

IMG_1139.JPG
グリップ直してと依頼されたもの。
ストリングはないので張り替えはありません(笑)。
大きな卓球ラケットみたいです。
フェイスは木製ですが、最近はケミカル素材に移行して
ウッドは生産されていないそうです。

どんなスポーツなんですかと聞いたら「バドミントンコート
くらいの大きさでエアが入っていないテニスボールで打ちあう」
イメージなんですって。
世界的に行われていて海外ではプロツアーまであるそうな。

パドルテニスのプレーの様子↓
http://www.youtube.com/watch?v=9J6UqMe2RCE


張り替え依頼が多いバウンドテニスは、小さなソフトテニスの
ボールをサービスボックスくらいのコートで打ちあう競技。
似てますが結構違うスポーツです。

バウンドテニスのプレーの様子↓
http://www.youtube.com/watch?v=xi0rtTMX4uI&feature=related


どちらも生涯スポーツの位置づけが強く、老若男女を問わず
できます。ルールも簡単でコートは体育館などでラインや
シートコートで設置できるので専用施設が必要ありません。
「テニスはハード過ぎると感じるようになった」年齢や体調に
なったら、これらのスポーツに移行するといいかも。
テニス経験者はすぐに馴染むことができますよ。
posted by goforit at 20:23| Comment(0) | ◆フレーム歴史館

2012年09月19日

どん詰まりの糸

go for it ! ではカウンセリングをしてプレーヤーに最適の
ストリングをコーディネートしています。

その人のプレースタイルや使用フレームにおいて、目指す
打球感のなかでもっとも適しているストリングをチョイス。
次回張替時に「もっとこのフィーリングがほしい」感想を
聞いて、さらに突き詰めた張り方やストリングを探します。

そうしてたどり着いた完成形は、そのプレーヤーにしか
合わないほどまでとなり、無二の相棒になるわけです。

しかし、ストリングの種類には限りがあります。
「さらにもうちょっと」のリクエストに応えようにも、
張ってある以上のモデルが存在しないと限界となります。

それが「どん詰まりの糸」と呼ばれるもの。

たとえば「モノフィラメント系」で一番「打球感がしっかり」
していて「コントロール性良好」なモデルを探している場合、
ゴーセンのAK PRO 16をチョイスしました。
それ以上のものはちょっと見当たりません。
ポリエステルやハイブリッドでは打球感やスピン性能で
希望のフィーリングにはなりません。

そこからさらに上を目指しても適した製品がないのです。
ああメーカーがもうちょいシャープな改良品を出してくれれば。
いや、同じモデルでゲージをちょっとだけ細くしてくれれば。
1.31mmと1.22mmの間の1.28mmって出せるでしょ?ねぇねぇ…
などとグチっても、ないものはない。

残念なことにモノフィラメント市場は成熟の域に達していて
それ以上の性能の新製品は出そうにありません。
できるとしても「それ求める人多くないよね」と後回し。
さらにポリエステル市場に押されていて、ナイロンモノを
使用するプレーヤーが減少する傾向にあります。
数でない製品は廃番になるご時世。市場なきところに投入なし。
そのためにどん詰まりから脱却できる可能性は皆無。

メーカーが余裕持っていたバブルのころ、テニスがブームだった
ころ、ナイロン系ストリングが全盛だったころなら可能性も
あるでしょうが、いまではそれも叶わぬ夢なのです。

どん詰まりの糸をなくすには、張り替え需要を増やすか
単純にテニス人口を増やすかして、メーカーが元気になること。
そうすれば隙間の性能の糸も世の中に出現します。
う〜ん楽しくなります、マニアのわたくし(笑)。

ストリンガー澁谷はこの姿勢で仕事をしています。
posted by goforit at 21:05| Comment(0) | ◆ストリンギング

2012年09月21日

「手張り」って

25sp[1].jpg
ストリングを張る方法の変遷についてのあれこれ。

現在ではストリンギングマシンによって張られます。
それもコンピュータ制御された最新マシンを使用する店が
ほとんどです。
プロ用マシン1台の価格は60万〜100万円。
中古車が買えるほどの値段です。

ストリングを引っ張る動力が電動モーター式で、コンピュータ
制御は指定テンションをキープする「コンスタント・プル」と
いうシステムです。
電動でもコンピュータ非搭載モデルはキープせず、ストリングの
伸びや摩擦のズレがあっても一度止まったところでストップ。
コンスタント・プルでは、指定テンションからずれてきても
引っ張り続けるので、正しい張力で仕上がります。

ボタンを押せばストリングをはさんだテンショナーが動く
ワンタッチ方式です。

電動式の前は手動バネ式のマシン(写真のタイプ)が主流でした。
指定テンションに達するとバネがはじけてロックされます。
「スプリングアクション」と呼ばれるこのスタイルは、
コンピュータ非搭載電動モデルと同じで、ストリングの伸びを
計算していないので、指定テンションよりもゆるく仕上がります。
ストリンガーが工夫して仕上げるテクニックが必要です。
ボタンひと押しで動くのではなく、動力は手でよっこらしょ。

ハンドルをくるくる回してテンショナーを移動させるので
最近ではこのタイプのマシンを「手張り」と呼んでいるようです。
「こちらのお店は手張りですか、電動ですか」と確認される
ことが増えて、「コンピュータ制御の電動です」と答えます。


ところがストリンガー歴が長い澁谷にとって「手張り」とは
さらに以前のことだと認識しているのです。

うんちくが長くなりそうなので続きは次回に。



9月の無料講演会の参加者募集中↓
http://blog.goforit-stringer.com/article/58028074.html
posted by goforit at 20:19| Comment(0) | ◆ストリンギング

2012年09月22日

「手張り」って:続編

IMG_1141[1].JPG
ウッドレギュラーの時代はストリンギングマシンは業務用しか
なかったので、写真のような方法で手で張っていました。
特にテンションが低めのソフトテニスやバドミントンでは、
いまだに手で張る人もいるようです。

「手張り」方式で必要な道具は巻き棒と目打ちだけ。
目打ちをストリングとホールの間に差し込み、巻き棒で
ストリングを巻いてテンションをかけていきます。
グイグイと巻き上げて引っ張った部分を指で弾いて、弦音の
強弱で張力具合を確認しながら張り進みます。

問題は、目打ち刺すのでホールとストリングが痛みやすい。
巻き上げるのに非常に力がいるので疲れる。
テンションは数値ではなく、なんとなくの具合になる。
さらに高テンションは難しい。
マシンではないということは、フレームを支えられないこと。
グリップを股ではさんで張るので均等に力を与えるには
熟練の技が必要なのです。

「手張り」張りあげを行っていた最後のお店は関西にあったと
聞きました。それは澁谷が西武スポーツ時代だったかな。
もう20年以上前のことです。

巻き棒は現在でもヨネックスが販売しています。
単品ではなく、ストリンガーキットの一部となりますが。
製品でなくても太めの棒にレザーを巻けば代用できますけどね。

「手張り」が過去のものになった理由は正確に数値で張れない
ことと、フレームフェイスが大きくなって高テンションで
張ることが多くなったため。
マシンでフェイスを支えないと張力を与えた時に変形します。
横糸を張る時に変形を戻すというスタイルだったので、経験が
ないとかなり危険な張り方なんです。


9月の無料講演会の参加者募集中↓
http://blog.goforit-stringer.com/article/58028074.html
posted by goforit at 20:33| Comment(0) | ◆ストリンギング

2012年09月23日

東レPPO開幕

初日で現在、森田が1回戦に登場しています。
相手はダブルス組んだり一緒に練習したりしている
仲良しのチルステア。Gaora生放映中!

森田は先週18日、中国広州で試合をしているんですねぇ。
結果は1回戦で地元のペンシューアイに負けましたが。

中国といえば暴動が起きて、卓球では石川佳純選手が10月からの
中国スーパーリーグへの挑戦を断念したり、バドミントンでは
日本でのヨネックスオープンへの中国選手ボイコットなど、
スポーツでの騒動が起きています。
いずれも中国の国民的スポーツなので、大会への注目度や
観客の熱狂が高く、問題が起きる可能性があるのでしょう。

それに比べるとプロテニスツアーは大丈夫なのかな?
大会に参加する選手は、空港からオフィシャルホテルへ直行。
大会レセプションがあったり、ファンサービスイベントや
スポンサーメーカーのイベントがあったりしますが、
基本はホテルを拠点に大会会場か練習施設のみを行き来する
だけで観光などに行く暇はありません。

現地の一般人と接触することはほとんどないといえます。
なにより運営のWTAがきっちりガードするでしょうから、
ツアー選手の安全は確保されていると思われます。

テニス競技は中国ではマニアのためのもので、冷静な対応が
できる層が観客なのかもしれません。
どのように対戦が行われていたかはわかりませんが、森田が
いやな思いをしなかったことを願いますねぇ。
posted by goforit at 18:47| Comment(0) | ◆気ままな日記